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文房具（ぶんぼうぐ）などいろいろな商品（しょうひん）をネットで売（う）っている会社（かいしゃ）「アスクル」では以前（いぜん）から、売れ残（う のこ）ってしまったり、箱（はこ）やパッケージにキズがついてしまった商品（しょうひん）を「アウトレット」として売（う）っていました。でも、中身（なかみ）は一緒（いっしょ）なのに、パッケージのデザインが新（あたら）しいものに変（か）わったなどの理由（りゆう）で、お店（みせ）で売（う）られずに捨（す）てられてしまう商品（しょうひん）もたくさんあり、大（おお）きな問題（もんだい）になっていました。そこでアスクルは、まだ使（つか）えるのに捨（す）てられてしまう商品（しょうひん）を減（へ）らすため、商品（しょうひん）をつくっている会社（かいしゃ）と協力（きょうりょく）して、2019年（ねん）から「GoEthical（ゴーエシカル）」という取り組（と く）みをはじめました。

「Go Ethical」では、これまでアウトレットでも売（う）られることがほとんどなかった、化粧（けしょう）品（ひん）や洗剤（せんざい）などの毎日（まいにち）のくらしに使（つか）えるものを安（やす）く売（う）って、捨（す）てられてしまう商品（しょうひん）の量（りょう）を減（へ）らしています。この取り組（と く）みを通（つう）じて、2025年（ねん）9月（がつ）の時点（じてん）で約（やく）262万（まん）個（こ）もの商品（しょうひん）が売（う）られました。また、「Go Ethical」では商品（しょうひん）を買（か）った人（ひと）が、「その商品（しょうひん）がどうしてアウトレットになったのか？」や「どれくらいの商品（しょうひん）が捨（す）てられずに済（す）んだのか？」を知（し）ることができて、自分（じぶん）の買い物（か もの）が地球（ちきゅう）や社会（しゃかい）にどのように役に立（やく た）っているのかを感（かん）じとることができます。こうした取り組（と く）みが高（たか）く評価（ひょうか）され、「Go Ethical」は「消費（しょうひ）者（しゃ）庁（ちょう）長官（ちょうかん）表彰（ひょうしょう）」を受賞（じゅしょう）しました。