SDGsラジオの内容を、もっと詳しく知ろう！

みなさんが授業（じゅぎょう）で使（つか）っている教科書（きょうかしょ）やノート、プリントなどの紙（かみ）は、主（おも）に木（き）からできています。最近（さいきん）ではリサイクルも進（すす）んでいて、使（つか）い終（お）わった紙（かみ）を集（あつ）めてもう一度（いちど）使（つか）う「古紙（こし）」などからできている紙（かみ）もあります。木（き）から紙（かみ）をつくる場合（ばあい）は、A（エー）4サイズのコピー用紙（ようし）1箱（はこ）分（ぶん）（5,000枚（まい））をつくるために、原材料（げんざいりょう）となるアカシアやユーカリの木（き）が1本（ぽん）必要（ひつよう）と言（い）われています。そこで、いろんな商品（しょうひん）をネットで売（う）っている会社（かいしゃ）「アスクル」は、インドネシアで、ある取り組（と く）みを始（はじ）めました。

「1 box for 2 trees project（1箱（はこ）に対（たい）して2本（ほん）の木（き））」というこの取り組（と く）みでは、コピー用紙（ようし）が1箱（はこ）売（う）れたら、コピー用紙（ようし）のもとになるアカシアやユーカリなどの木（き）を2本（ほん）以上（いじょう）植（う）えます。つまり、「使（つか）った分（ぶん）よりも多（おお）くの木（き）を植（う）えよう」ということです。2010年（ねん）にスタートしてからこれまでに、2億（おく）数（すう）千（せん）万（まん）本（ぼん）以上（いじょう）のアカシアなどの木（き）が「木（き）の畑（はたけ）」に植（う）えられ、コピー用紙（ようし）へと生（う）まれ変（か）わっています。「木（き）を植（う）えて、育（そだ）てて、切（き）って使（つか）って、また植（う）える」。アスクルはこれからも、「1 box for 2 trees project」を通（つう）じて、木（き）を大切（たいせつ）にする取り組（と く）みを続（つづ）けていきます。