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工事（こうじ）現場（げんば）などの力仕事（ちからしごと）をする場所（ばしょ）は、これまで「男性（だんせい）ばかりが働（はたら）く場所（ばしょ）」だと思（おも）われてきました。たしかに身体（からだ）や力（ちから）の強（つよ）さは、女性（じょせい）より男性（だんせい）が強（つよ）いこともありますが、女性（じょせい）にふさわしい仕事（しごと）もあります。全国（ぜんこく）のショッピングセンターやスーパーなど、さまざまな建物（たてもの）をつくっている「建設（けんせつ）会社（がいしゃ）のイチケン」でも、たくさんの女性（じょせい）が活躍（かつやく）しています。そのひとつが「工事（こうじ）現場（げんば）の環境（かんきょう）衛生（えいせい）パトロール」です。ふだんは会社（かいしゃ）の中（なか）で仕事（しごと）をしている女性（じょせい）社員（しゃいん）が、作業（さぎょう）用（よう）の服（ふく）やヘルメットを身（み）につけて工事（こうじ）現場（げんば）に行（い）き、工事（こうじ）現場（げんば）がきれいに保（たも）たれているか、ルールが守（まも）られているかをチェックしながら、働（はたら）きやすい職場（しょくば）づくりに取り組（と く）んでいます。

工事（こうじ）現場（げんば）のパトロールでは、「5S活動（エスかつどう）」を中心（ちゅうしん）にゴミの分別（ぶんべつ）がきちんとされているか？トイレや更衣（こうい）室（しつ）はきれいに掃除（そうじ）されているか？などをチェックします。そのとき、女性（じょせい）ならではの細（こま）かい視点（してん）で気（き）づけることもあり、そのおかげでさまざまな面（めん）で働（はたら）く環境（かんきょう）が良（よ）くなりました。最近（さいきん）、日本（にほん）でも広（ひろ）がってきている「ダイバーシティ＆（アンド）インクルージョン」という考え方（かんが かた）により、誰（だれ）もが平等（びょうどう）に、いろいろな仕事（しごと）で輝（かがや）くことができる社会（しゃかい）が実現（じつげん）してきています。イチケンでも今（いま）、工事（こうじ）が安全（あんぜん）にきちんと進（すす）むように見守（みまも）る「施工（せこう）管理（かんり）技士（ぎし）」や建物（たてもの）を設計（せっけい）する「建築（けんちく）士（し）」などの技術（ぎじゅつ）職（しょく）、会社（かいしゃ）やチームをまとめる管理（かんり）職（しょく）などの女性（じょせい）を増（ふ）やしていくことに積極（せっきょく）的（てき）に取り組（と く）んでいます。